ペルー産のスペシャルティーコーヒー
バルス・ペルアーノはペルー産のスペシャルティーコーヒーです。
vals peruano (バルス・ペルアーノ)とは「ペルーのワルツ」という意味です。
ペルーでは自国のワルツを《バルセ》《バルス》または《バルス・クリオージョ(vals criollo)》と呼んでいます。
鼻孔をくすぐる美味しい香り
バルス・ペルアーノの特徴は何といっても香りの強さです。
甘く強い香りは豆を挽いたときはもちろん、淹れているとき、飲んでいるとき、飲み終わった後のカップからも楽しめます。
味も香りから想像できるように、余韻の続く素晴らしい甘味を持っています。
酸味はそれほど強くなく、とても飲みやすいコーヒーです。
音楽を聴きながら、素敵なコーヒータイムをお過ごしください。
酸味(ACYDITY) … ★★★☆☆
コク(BODY) … ★★★★☆
風味(FLAVOR) … ★★★★★
香り(AROMA) … ★★★★★★★(本来5段階評価です)
余談です。
最も都会的な音楽であるバルスについて、ペルー政府文化局が出版した「El waltz y el vals criollo(ヨーロッパのワルツと地元のワルツ)」と言う本には、
『バルス・ペルアーノの起源はウインナ・ワルツである。
スペイン人が南米を征服した後、今のボゴタ、ブエノスアイレスと共に、リマに副王府を設けたので、
この地にヨーロッパから多数の役人が集まるようになり、彼らが持ってきたワルツは、
中流階級以上の人々の間で19世紀末まで愛好されていた。
それが、20世紀に入ってから、大衆の中にも広がり、下町の長屋の狭い中庭や、路地裏なでも踊られるようになってきた。
それと共にステップも、狭い場所で踊るため、こちょこちょとした、せわしないものに変わり、
リズムも当時流行していたマズルカ、ガロップス、クアドリージャ、ホータと言った、早い曲の影響を受けて、
本来の4分の3拍子が半分の8分の6拍子に変わってきた』と書いてあります。
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